2022.01.09
ゆるキャラはゆるくはなさそう
私が見ていても、つくっていて非常にたのしく感じるもの「ゆるキャラ」。
通常のキャラクターではなくゆるキャラは、不意に思いついたり、落書きから生まれたりするイメージから、ゲームソフト「ドラゴンクエスト」の作曲家 すぎやまこういちさんの「『5分+55年』でつくった」という言葉を連想します。
(すぎやまこういちさんはピカソの言葉を借りたそうです。)
なんとなく、「ゆるキャラについてブログに書いてみよう!」と思ったため、小学生のときにつくったもの、今までメモ帳の片隅にひっそりたたずんでいたものをデータ化してみました。
ハナビヨーンとは長い付き合いで、彼が生まれてからかれこれ20年経ちます。
「とまと©︎」はネーミングに時代を感じますね…
これらも前述したように「ラクガキ」からなるキャラクターなので、生まれるまで5分も経っていないです。
今回のデータ化もテレビ見ながらiPadで片手間に描いているため、本当にゆるゆると作業しています。
しかし、「ゆるいキャラクター」は全般に「ゆるキャラ」と言われると思っていましたが、調べてみると“地域おこしや名産品の紹介、イベントや各種キャンペーンなど地域全般の情報PR、企業・団体のコーポレートアイデンティティなどに使用するマスコットキャラクターのことである。” と、Wikipediaさんはおっしゃられています。
そうなると、ロゴの案出しのような、とても「ゆるくはない」工程が必要になり、5分で生まれる世界じゃないのかもしれません。
7年くらい前にお仕事で「くまモン」のイラストをあしらったパッケージを作ったのですが、そちらのデータもポーズや表情の展開がとても豊富でした。
使用する側にはとても親切なのですが、作る側としては地道でそれなりの時間もかかったのかなと思います。
(当時は利用申請とかなかった気がするのですが、今だと利用申請必要なのですね。あんまり覚えていないけど)
しかも、キャラクターを使用したお土産など、その経済効果もとても高いとか…
確かにくまモンを筆頭に、せんと君やひこにゃんなど、キーホルダーにまで展開されることもありますしね。
「ゆるキャラ」はその名の通りゆるっと流し見されることが大半かと思いますが、デザイナー目線で見ると熱い世界なのかもしれません。
ちなみに私は岐阜県関市の「関*はもみん」が一番好きです。
関市の代表的産業の刃物をうまく使用するなどの細かな工夫も感じます。
(この媚びてない表情がなんともかわいい…)
オチのないブログではありますが、コンセプトの確立したキャラクターも、ノートの端にいるキャラクターも、「ゆるキャラ」として私はこの先も愛していくのかなと思います。
(ノートの端のキャラクター集めた個展とか開催できるといいな)
デザイン・イラスト ハナイはゆるキャラの制作も受け付けていますので、ご依頼や質問などはお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡いただけますと嬉しいです。
おしまい。